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電池によって特長もさまざま 電池によって特長もさまざま

ひと口に「電池」と言っても、材料の組合せだけで約35種。形や大きさの違いも数えると約4千種もの個性があります。電池の種類は、電気を発生させるしくみと材料の違いによって大きく二つに分けられます。金属化合物などの化学反応を利用して電気を取り出す「化学電池」。そして光や熱エネルギーを利用する「物理電池」です。ここでは「化学電池」について詳しく見ていきましょう。

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どうして電気が起こるの?電池のしくみ どうして電気が起こるの?電池のしくみ

化学電池は、(+)極と(-)極の2つの物質、そして電解液からできていて、それらの化学反応を利用して電気を取り出すというしくみになっています。いろいろな種類の電池があるのは、電極に使われる物質と電解液の違いによって、電圧や性質が異なるためです。

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一次電池と二次電池 一次電池と二次電池

「化学電池」は、さらに二つに大別できます。ふだん「乾電池」と呼んでいるものは、使うとエネルギーがなくなってしまう電池、使いきりタイプの電池のことで、これを「一次電池」と呼びます。そして、「一次電池」と違い、エネルギーがなくなっても充電して繰り返し使える電池、つまり充電式電池のことを「二次電池」と呼んでいます。私たちは暮らしの中で、この二つのタイプを特性に合わせて使い分けています。

ここまでを、わかりやすく樹で表すと、このようになります。

参考:一般社団法人電池工業会
電池の種類 | 一般社団法人 電池工業会 (baj.or.jp)