「オンライン電池教室 ~20周年Anniversary~」授業開催

当社は、パナソニックのファンづくりを目的に、主に小学生を対象にした「工場見学」や「出張電池教室」に加えて、より多くの小学生に体験してもらえるように、2002年からオンラインを活用した「オンライン電池教室(2022年7月に「遠隔電池教室」から名称変更)」を開始し、2022年9月に20周年を迎えました。

20周年記念「オンライン電池教室」を京都市立竹の里小学校にて実施
20周年記念「オンライン電池教室」を京都市立竹の里小学校にて実施

2002年9月13日に、第1回「遠隔電池教室」が京都市立竹の里小学校にて開催され、京都市立雲が畑小学校とテレビ電話でつなぎテレビ画面越しに授業を行いました。

写真:テレビ電話
写真:教室の様子
写真:テレビ画面や撮影の様子

第1回「遠隔電池教室」の様子

2022年9月2日、20周年Anniversaryイベントとして、守口工場にあるスタジオと第1回「遠隔電池教室」を開催した京都市立竹の里小学校とビデオ会議システムでつなぎ授業を行いました。当日は、授業参観日でもあり、保護者が見守るなか参加した小学生に記念品のEVOLTA NEOエシカルパッケージを贈呈して授業が始まりました。1時限目は、「電池ものしりBook」を使って、当社の取り組みや電池のことを学び、ジャガイモを使った実験で電気が起こることを体験。2時限目は、「手づくり乾電池キット」でマンガン乾電池(単1形)を制作し、電池の構造を学びました。参加した小学生から感謝とともに「電池の種類や電池の作り方を教わり興味を持ちました。これから、電池博士になれるよう頑張ります」「電池を使って生活を豊かにして、美しい環境にしたい」「パナソニックの工場が世界中にあることを知ってビックリしました」などの感想がありました。

20周年 Anniversaryイベントは、9月に「オンライン電池教室」を実施した河内長野市立天見小学校と守口市立よつば小学校でも開催しました。

<京都市立竹の里小学校の授業の様子>

守口工場のスタジオの様子
守口工場のスタジオの様子
記念品のエシカルパッケージEVOLTA NEOを持って
記念品のエシカルパッケージEVOLTA NEOを持って "ハイ、エナジー!!"
小学生から届いた感想文(一部)
小学生から届いた感想文(一部)
河内長野市立天見小学校の授業の様子
河内長野市立天見小学校の授業の様子
守口市立よつば小学校の授業の様子
守口市立よつば小学校の授業の様子

<これまでの経緯>

1966年

「工場見学」の受け入れ開始

  • 1994年からは、「手づくり乾電池教室」も実施。
    (目的)
      ①当社のファンづくり
      ②正しい使い方などの啓発活動
      ③体験学習で電池への関心を高める
      ④地域社会への貢献

  • 2015年に工場累計見学者数100万人を達成

 

1982年11月工場見学50万人達成記念 マンガン乾電池NASライン見学の様子
1982年11月工場見学50万人達成記念
マンガン乾電池NASライン見学の様子

1995年

「出張電池教室」を大阪近辺の小学校からスタートし、対象エリアを拡大

  • 2007年からは、タイ・イラン・オーストラリア・ミャンマーなど海外でも40回(2022年8月末現在)開催しています。
出張電池教室(日本) 
出張電池教室(日本) 
第1回グローバル電池教室(タイ)
第1回グローバル電池教室(タイ)
グローバル電池教室(オーストラリア)<br>豪州初LEDネックライト販売 事前PRキャラバンで
グローバル電池教室(オーストラリア)
豪州初LEDネックライト販売 事前PRキャラバンで
グローバル電池教室(ミャンマー) 無電化地域での初開催
グローバル電池教室(ミャンマー)
無電化地域での初開催

2002年

インターネットのテレビ会議システムを活用した「オンライン電池教室(旧:遠隔電池教室)」がスタート

  • 2004年 携帯電話 FOMAの「テレビ電話システム」を活用。
  • 2006年から、ハワイ、ベトナム、コロンビア、ペルー、オーストラリアなど海外と109回(2022年8月末現在)開催。

 

携帯電話 FOMAの「テレビ電話システム」
携帯電話 FOMAの「テレビ電話システム」

2010年

出張・オンライン電池教室(旧:遠隔電池教室)  累計参加者10万人を突破。

出張・オンライン電池教室「10万人突破セレモニー」
出張・オンライン電池教室「10万人突破セレモニー」

2022年

「電池教室」を2012年以来、10年間オーストラリアの小学校と開催。

開催後の「Newsletter」には、海外向けマスコットキャラクターPanasonic LEOとの記念photoや、児童の感想「電池教室は楽しくためになり、今年の最高の授業でした。」との報告を頂きました。

2012年から10年間開催している小学校(オーストラリア)
2012年から10年間開催している小学校(オーストラリア)

2019年12月、文部科学省が子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育 ICT 環境の実現に向けてパソコンを1人1台配置する『GIGAスクール構想』を決定したことに加え、感染拡大の防止からオンライン教室のニーズが高まっています。

<スタッフのコメント>

乾電池は、商品に占めるブランド表示が一番大きく目立つため、創業者が「名刺代わりにもなる」と言われた商品です。1960年代の頃、ある幼稚園で園児が乾電池の絵を描いたら、ほとんどが赤い「ナショナル ハイトップ」の絵だったというエピソードがあるくらい親しまれていました。現在、「電池教室」に参加している小学生には、EVOLTAはもとよりPanasonicブランドを知らない子供たちもいます。そのようななか、「電池教室」は身近な存在の電池でPanasonicブランドに親しみをもっていただくという大きな役割があると思っています。

最近では、学校の授業で実験する機会が少なくなったためか「理科離れ」が進んでいると聞いています。「電池教室」で、子供たちが「手づくり乾電池」を体験し、「あまり理科が好きではなかったけれども、もっと勉強して電池博士になりたい」などの感想をいただくと、理科への関心を持つきっかけになったのではと嬉しく思います。

今まで、国内外で数多く「電池教室」を開催してきましたが、無電化地域のミャンマーや東日本大震災の被災地でも開催し、電池教室を通じてたくさんの笑顔と触れ合うことが出来ました。また、授業後には先生や生徒さんからお手紙や感想文を頂戴し感謝の気持ちでいっぱいです。

現在、環境・SDGs・IT・防災・キャリア教育など、学校教育と連携したカリキュラムを展開していますが、今後も、地域社会への貢献を目指し子どもたちの笑顔のために「心のあかり」をお届ける役割を担い、これからも「幸せを追求するエナジー」を体現する活動として取り組んでいきます。

累計参加者数 (2022年8月末現在)

工場見学

1,019,290人

出張/オンライン電池教室

国内

189,194人

海外

5,440人

累計

1,213,924人