交渉学(コミュニケーション)シリーズ
「交渉力は営業社員だけが必要な能力」と思っていませんか?
交渉は、「複数の当事者の利害関係等のズレや対立・衝突を乗り越えるための問題解決プロセス」ですので、幅広い職種に適用できますが、特に、分析力に長けていてコミュニケーションに課題を持っている技術社員にはぜひ受講していただきたい講座です。
体系的な学習を通して、交渉の準備を行う事で余裕を持ったコミュニケーションをとることができるようになります。
本研修では、交渉の基本である、友好な関係を長期的に築くための問題解決力を養成します。
学習講座
この講座では、米国ハーバード大学の交渉学研究に基づき、東京大学・慶応義塾大学において、日本人向けに研究開発された教材と教育プログラムを用いて、交渉の成功率を上げるための方法論を実践的に学ぶことができます。この方法論を実践で活用できるようにするために、ロール・シミュレーション(模擬交渉)を用いたトレーニングを実施します。
▼ 集合研修・オンライン集合研修
講座名 | レベル | 研修時間 | 内容 |
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交渉学 | 入門~中級※ | 半日~1日 | どなたにも広くお薦めいたします。 ご要望にあわせ、さまざまな模擬交渉のケースを元にご提案します。 |
※ 模擬交渉ケースのレベルによって、入門~中級まで対応しております。
▼ eラーニング
講座名 | レベル | 研修時間 | 内容 |
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はじめて学ぶ 交渉学 | 入門 | 2時間 | ・交渉学の基本的知識を身につけたい方へ ・交渉学(集合研修)の事前学習として |
交渉学プログラムの監修者
一色 正彦
パナソニックソリューションテクノロジ―株式会社 顧問アドバイザ、K.I.T.(金沢工業大学)虎の門大学院 客員教授※1、東京大学大学院 非常勤講師※2、慶應義塾大学大学院 非常勤講師※3
パナソニック株式会社の海外部門(主任)、法務部門(課長)、教育部門(部長)を通じて経験した国内外の企業との交渉事例に基づき、東京大学と慶應義塾大学で実施された日本人向けにカスタマイズした実践的交渉学の研究に参加。その研究成果を用いて、大学・企業で交渉学の活用を広める活動を行なっている。
【大学院担当講座】
※1 交渉学要論、国際交渉特論
企業の実務家(経営者、法務・知財社員、技術社員等)や法律の専門家(弁護士、弁理士、税理士等)等の社会人が履修。交渉学の専門科目。2科目で5ケースの模擬交渉を実施。
※2 企業価値と知的財産、航空技術・政策・産業特論
専門技術を事業に活用したいと考えている理工学系の大学院生が履修。知財の活用と航空ビジネスの科目の中で、交渉学研究に基づく模擬交渉を実施。
※3 経営法学II
キャリアアップや起業を目指しているビジネススクールの大学院生が履修。ビジネスの法律の科目の中で、交渉学研究に基づく模擬交渉を実施。
【主な著書】
「契約交渉のセオリー」(レクシスネクシス・ジャパン、2014)
「理系のための交渉学入門」(東京大学出版会、2013)
「売り言葉は買うな!ビジネス交渉の必勝法」(日本経済新聞出版社、2011、中国翻訳版:電子工業出版社、2012)
【主な講演・関連記事】:
「企業法務のための交渉学」(日本組織内弁護士協会、2015/11/3)
「事例から学ぶ契約交渉のセオリー」(SMBCコンサルティング、2015/7/2)
【特集】一色正彦氏のインタビュー「交渉学の研修による交渉力の定着まで」
担当講師
相沢 正夫
パナソニックグループ内で情報システム部門の責任者として、社内外向けの多数の業務システム開発に携わる。開発全体のマネジメントや顧客、ハードメーカー、協力会社との交渉を通じて得た経験を活かし、独立後も交渉学、プロジェクトマネジメント、情報セキュリティなどの講師を担当している。
松木 俊明
瑞木総合法律事務所パートナー弁護士、大阪弁護士会所属。案件法務、予防法務、戦略法務の観点から知的財産、企業法務、ベンチャー支援を中心に担当。交渉学については大学、ビジネススクールや企業研修の講師を多数担当。研修ではアクティブラーニングを用いて、実践的に心理・論理の両面からアプローチし、意思決定に重要な要素等について理解を深めていくことにより人材育成、組織としてのミッションの実現を目指す。