Environment

 

環境

パナソニック インダストリーは、「より良い暮らし」と「持続可能な地球環境」の両立のため、私たちが提供する多様なデバイステクノロジーにおいて、より環境負荷の少ない商品の開発に取り組み、社会の脱炭素化とサーキュラーエコノミーの実現をはじめとする環境負荷低減に貢献します。

環境取り組みの強化

パナソニック インダストリーはビジョンの実現を目指し、社会を取り巻く環境課題の解決に向けて、着実に取り組んでいます。今後は喫緊かつ最重要な社会課題である「気候変動」と「資源枯渇」などへの対応を更に加速させ、地球への環境負荷が限りなく小さい社会を実現します。

パナソニックグループは2022年にPanasonic GREEN IMPACTを制定し、2023年にはGX戦略推進センターの設立およびパナソニック インダストリー環境ビジョンを制定しました。2030年にScope1・2実質ゼロを、2050年にはScope1~3実質ゼロを目指しています。

パナソニック インダストリー環境ビジョン

「より良い暮らし」と「持続可能な地球環境」を両立させるために
多様なデバイステクノロジーで文明の発展を牽引し
お客様とともに、地球への環境負荷が限りなく小さい社会を実現します

2030年目標・KPI

社会の脱炭素化に貢献するために、Scope1・2実質ゼロ、自社工場における全拠点のカーボンニュートラル化、再生可能エネルギー比率100を目指します。
サーキュラーエコノミーの実現に貢献するために、各国の法規制要求を準拠した再生材利用、工場リサイクル率99以上を目指します。

※1 省エネ推進や再生可能エネルギー導入、クレジットの活用などにより、CO2排出を実質的にゼロとした工場
※2 自社で使用している電力や燃料などのうち、再生可能エネルギー由来の割合。証書やクレジットなど外部から調達した分を含む
※3 工場廃棄物リサイクル率=再資源化量÷(再資源化量+最終処分量)

パナソニック インダストリーの環境活動​

取り組み事例

2030年までに生産活動におけるCO2排出実質ゼロを目指す

工場からのCO2排出量を、徹底した省エネの推進と再生可能エネルギーの活用で削減し、モノづくりのカーボン・ニュートラルを実現します。地域別にCO2排出量実質ゼロの達成目標を定め、2030年にはグローバル全製造拠点でのCO2排出量の実質ゼロ化を目指します。​

省エネ
  • 生産設備の稼働ロスや歩留まりの改善
  • 環境影響の少ない設備の導入や置き換え
再エネ
  • 太陽光発電など、自社の再生可能エネルギー導入
  • 省エネ効果を原資とした再生可能エネルギー調達
2023年度に中国、2025年度に欧州・北米、2027年度に東南アジア、2030年度に日本・台湾のCO<sub>2</sub>排出量実質ゼロを目指すロードマップをかかげています。

商品の性能の進化を通じて環境負荷の低減に貢献

私たちが提供する幅広い商品群において、小型・軽量化や低損失・高耐久性を追求し、より環境負荷の少ない商品の開発・提供を積極的に推進します。​

小型・軽量化
  • 部材や輸送エネルギーなどを削減
  • 搭載製品の小型化に貢献
低損失・高耐久性
  • 買い替え頻度の低減で環境貢献
  • 部材や生産エネルギーの削減に寄与
 

小型・軽量化

産業用モータ前モデル比で2割減を達成

産業機械設備や産業用ロボットなどで使用されるACサーボモータ「MINAS A6」シリーズにおいて、業界最高クラスの高速・大トルクを実現しながら当社従来モデル比で重量2割減(750g)を達成しています。

 

高耐熱性

多層基板材料鉛フリーはんだ対応

ICTインフラ機器用の多層基板材料「MEGTRON®」シリーズは、高耐熱性を有し、従来のはんだに比べて融点が高い鉛フリーはんだにも対応しています。​

 

高温長寿命化

導電性高分子コンデンサ前モデル比で3倍に

導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap® JXシリーズ」は、当社従来品の3倍の高温長寿命化を実現。また、複数の積層セラミックコンデンサを本製品に置き換えることで、省スペース化による機器の小型化が可能です。