就職活動において特に重視していたのは、長く続けたいと思える仕事に就くこと。わたしにとっての「長く続けたいと思える仕事」とは「好奇心を満たせる仕事」です。パナソニック ソリューションテクノロジーの説明会では、開発の先輩が自身の取り組んでいる技術について本当に楽しそうに説明してくれました。ここで好きな技術を見つけて身につけて、、先輩のように生き生きと自分らしく働きたい。仕事を通じて知的好奇心を追及する喜びをわたしも味わいたい。そう考え、入社を決めました。現在は、Webアプリケーションの脆弱性診断を主に行っています。不正アクセスなどの攻撃からシステムを守るホワイトハッカーといえばイメージしやすいかもしれません。診断対象は、顧客情報管理システムや会議室予約システムなど、ブラウザーベースで動く業務システムが中心です。文系出身で、入社するまでITの基礎すら知らなかったわたしが今、ホワイトハッカーとして働けていることに、自分でも少し驚いています。

入社1・2年目の頃、先輩によく言われていたのは、「わからないことをわからないままにしない」という言葉。次から次へと直面する「わからない」を解決するため、業務に関連する書籍をとにかく読み漁りました。仕事に慣れるまでは先輩が用意した手順書に従ってテストを実施していましたが、だんだんと新たな課題を検証するための手順書作成から検証環境の構築、今では、未知の課題に取り組む際も、これまでの経験と知識を総動員して一から診断手法を組み立てられるようになりました。当社では、一人ひとりにとって最も生産性の高い働き方が推奨されていて、わたしは基本的にリモートワークを選択しています。私のチームでは、業務用チャットはもちろん、雑談用チャットも活発に動いており、コミュニケーション不足はまったく感じません。直近の目標はセキュリティの高難易度資格を取得すること。毎日のように発見される新しい脆弱性や脅威に常にアンテナを張り、挑戦を楽しみながら成長していきたいと思っています。