室蘭MaaSプロジェクト
パナソニックITSでは、地域の明るい未来を切り開く2つのMaaS(Mobility as a Service)プロジェクトを実施しています。
ゴミステーションが市内に何千か所も存在する室蘭市では、収集作業の負担や慢性的な人手不足が課題となっていました。そこで、ゴミの収集状況をリアルタイムに把握できるシステムを新たに開発し、2023年4月室蘭市へ導入。大きな業務効率化を実現しました。
収集済み・未収集のゴミステーションをアプリで記録し、管理担当者が全ての収集車の状況を一括で確認。早く終わった作業員が未収集の地域を手伝いに行くことで人手不足の解消につなげます。また、ゴミ収集業務は曜日によって作業量が異なるため、各曜日の作業実績をデータ化してシフトを整理することや、作業時間・集めたゴミの量のデータを活用して最適なルートを見い出すなど、ゴミ収集のDXを実現しました。
収集済み・未収集のゴミステーションをアプリで記録し、管理担当者が全ての収集車の状況を一括で確認。早く終わった作業員が未収集の地域を手伝いに行くことで人手不足の解消につなげます。また、ゴミ収集業務は曜日によって作業量が異なるため、各曜日の作業実績をデータ化してシフトを整理することや、作業時間・集めたゴミの量のデータを活用して最適なルートを見い出すなど、ゴミ収集のDXを実現しました。
パナソニックITSは、移動に困らない地域社会の創造を目指し、北海道室蘭市と包括連携協定を結び、MaaS(Mobility as a Service)の実証実験を行っています。
2020年から開始した本実証実験は、独自開発したMaaSアプリを使用して、移動に対する地域の様々な課題を解決していくものです。クルマを持たない高齢者や学生に向けて、また人材不足に悩む交通事業者に向けて、地域コミュニティ全体のQoL(Quality of Life)向上を目指し、様々なプロジェクトを推進しています。
高齢者が多く住む地域にとって、買い物のための移動は大きな課題となっています。自動車免許を返納したら、移動手段は公共交通機関しかありません。バス停まで距離のある地域にお住まいの方は、買い物の頻度を少なくすることや、家族や知人に送迎を頼むなどの手段により対応してきました。そこで、移動に対する課題を解決し、快適で暮らしやすい街づくりに貢献するために、買い物送迎プロジェクトを実施しました。
本プロジェクトは、タクシー会社と連携させたスマートフォン用アプリを使用して、自宅などの乗車場所を指定。スーパーなどで買い物をしている時に、自宅等へのタクシー配車依頼ができます。この時タクシーを低価格に利用できるよう、乗車場所や降車場所が近い人同士で乗り合いができる機能も備えております。
この実証実験に参加した街の人からは「以前は重いものを買うことを控えていたが、気にせずに購入して持ち帰ることができた。購入する量も増えた」と喜びの声が上がっています。
高齢者が多く住む地域にとって、買い物のための移動は大きな課題となっています。自動車免許を返納したら、移動手段は公共交通機関しかありません。バス停まで距離のある地域にお住まいの方は、買い物の頻度を少なくすることや、家族や知人に送迎を頼むなどの手段により対応してきました。そこで、移動に対する課題を解決し、快適で暮らしやすい街づくりに貢献するために、買い物送迎プロジェクトを実施しました。
本プロジェクトは、タクシー会社と連携させたスマートフォン用アプリを使用して、自宅などの乗車場所を指定。スーパーなどで買い物をしている時に、自宅等へのタクシー配車依頼ができます。この時タクシーを低価格に利用できるよう、乗車場所や降車場所が近い人同士で乗り合いができる機能も備えております。
この実証実験に参加した街の人からは「以前は重いものを買うことを控えていたが、気にせずに購入して持ち帰ることができた。購入する量も増えた」と喜びの声が上がっています。
実証実験は、モノづくり技術分野で多くの人材を輩出している室蘭工業大学と連携して推進しました。また、同学でも学生向けの相乗りプロジェクトを実施。多くの学生が活用しました。
これまで室蘭工業大学の学生は繁華街まで距離があるため、なかなか気軽に買い物に出ることができませんでした。特に雪の多い室蘭市では冬場の移動は大変困難で、遠出することを控える学生も多くいました。このアプリを活用することで大学から目的地までマイカーを使わずに移動することができ、さらに相乗りすることで運賃もおさえることが可能になりました。
また、室蘭市のタクシー会社では高齢化による人材不足も課題となっているため、一度に多くの学生を送迎できる点は有効でした。
実証実験は、モノづくり技術分野で多くの人材を輩出している室蘭工業大学と連携して推進しました。また、同学でも学生向けの相乗りプロジェクトを実施。多くの学生が活用しました。
これまで室蘭工業大学の学生は繁華街まで距離があるため、なかなか気軽に買い物に出ることができませんでした。特に雪の多い室蘭市では冬場の移動は大変困難で、遠出することを控える学生も多くいました。このアプリを活用することで大学から目的地までマイカーを使わずに移動することができ、さらに相乗りすることで運賃もおさえることが可能になりました。
また、室蘭市のタクシー会社では高齢化による人材不足も課題となっているため、一度に多くの学生を送迎できる点は有効でした。
定期的に病院に通う高齢者の方々にとって、通院時の移動も大きな課題です。特に体調の優れない中、バスに揺られて長時間移動することは身体への負担になるため、タクシーを使ってドアツードアで移動できる点は好評でした。今回の実証実験では病院で受診予約をした際、同時にタクシーの配車予約も完了する方法で実施。帰路では病院が共通の乗車地となるため、相乗り機能も生かされました。
参加した方からは、「相乗りで一緒になった人と会話しながら楽しんで病院に通えた」「便利なので早く本格導入してほしい」という声が上がっています。
定期的に病院に通う高齢者の方々にとって、通院時の移動も大きな課題です。特に体調の優れない中、バスに揺られて長時間移動することは身体への負担になるため、タクシーを使ってドアツードアで移動できる点は好評でした。今回の実証実験では病院で受診予約をした際、同時にタクシーの配車予約も完了する方法で実施。帰路では病院が共通の乗車地となるため、相乗り機能も生かされました。
参加した方からは、「相乗りで一緒になった人と会話しながら楽しんで病院に通えた」「便利なので早く本格導入してほしい」という声が上がっています。
2021年冬には高速バスとタクシーを連携したプロジェクトを始動しました。高速バスの停留所は室蘭市内の主要な住宅地まで距離があり、バスを降りてからの移動が困難という課題がありました。そこで、札幌駅前から室蘭市へ向かう高速バスの車内で相乗り機能を活用してタクシーを配車。高速バスを降りるとタクシーが待機しており、事前にマッチングが成立していればタクシー運賃も低価格になるというシステムで実施しました。
2021年冬には高速バスとタクシーを連携したプロジェクトを始動しました。高速バスの停留所は室蘭市内の主要な住宅地まで距離があり、バスを降りてからの移動が困難という課題がありました。そこで、札幌駅前から室蘭市へ向かう高速バスの車内で相乗り機能を活用してタクシーを配車。高速バスを降りるとタクシーが待機しており、事前にマッチングが成立していればタクシー運賃も低価格になるというシステムで実施しました。
MaaSプロジェクトの詳細
室蘭オフィスのご紹介
パナソニックITSは室蘭市に事業所を構え、室蘭市や室蘭工業大学、地元企業と連携した数々の取り組みを行っています。
実証実験写真提供:室蘭市@2020City of Muroran