会社のブランド・スローガンをみんなでつくると聞いて最初は驚きましたが、実際に募集すると、それぞれが自分ゴトとして会社のことを考え、全員で楽しみながら制作することができました。会社から与えられただけのスローガンでなく、社員の思いや会社に対する期待感を盛り込んだスローガンは、みんなの中でしっかりと共通意識として存在しています。今では、個々のメールの署名や提案書の資料、イベントでの看板など、様々なところで自主的に使われているのをよく見かけます。「Ignite The Spirit. ― 情熱に火を灯せ。」は、ブランド・スローガンであると共に、パナソニックITSの一体感を形にした仲間同士の合言葉となっています。

Make×Happyは、これまで気になっても変えようと思わなかったことを、社員自ら改革しようと行動に移すことができる取り組みです。チーム制で行うため、主観的意見ではなく周囲の考えを取り込んだ内容にすることができ、また、提案するからにはその物事についてしっかりと調べてから最良の改善策を導き出そうという意欲もわきます。提案当時はまだ入社2年目でしたが、パナソニックITSは若手社員の意見を大事にして、その意見をまるでスポンジのように吸収してくれるボトムアップ企業だと実感しました。これからも気づいたことがあればどんどん提案し、みんなが働きやすい会社づくりに貢献していけたら嬉しいです。

通常であれば、社内環境に対する気づきなど雑談の中で消えて行ってしまうものだと思いますが、Make×Happyのおかげで改善しようというアクションにつながり、実際に会社を動かすことができます。チームで話し合ってみると、みんな同じ気持ちを抱えていたんだ、という発見もあります。そしてパナソニックITSは提案した内容をスピード感を持って実現してくれる会社なので、次もまた何か提案しようと思えるのです。会社からの強制ではなく、同年代の社員同士で和気あいあいと行っている自由な雰囲気もまた、みんなが意欲的に参加している理由だと思います。社員全員で会社を良くしていく、パナソニックITSらしい取り組みですね。