Diversity, Equity & Inclusion

社員クロストーク

パナソニックITSでは多様な人材、多様な働き方により、一人ひとりの個性を生かしたダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンへの取り組みを推進しています。社員クロストークでは、3名の社員の経験談をもとに、様々なスタイルの子育てと働き方についてご紹介します。

西川顔写真 管理統括部 人事部
課長代理  西川 里美
(子ども:13歳、9歳)

坂本顔写真 開発センター 技術4部
係長  坂本 大樹
(子ども:0歳)

関根顔写真 開発センター 技術5部
関根 瑞友
(子ども:3歳)

周囲の理解と支援で心おきなく育児に専念

私の場合は産休・育休を取ったのは転職前の会社だったけれど、
お2人はパナソニックITSで取られたでしょう。当時の様子はどうでした?

西川

そうですね、私は入社3年目で取得したので、かなり若手の頃でした。産休に入った時期はプロジェクトの途中だったのですが、先輩方が何の抵抗もなく私の仕事を引き継いでくださって、とてもありがたかったです。お腹が大きくなるにつれ周囲から「まだ働いていて大丈夫?」と心配されていたくらいなので、先輩方に応援されながら、安心して産休・育休に入ることができました。

関根

僕は昨年子どもが生まれて2週間の育休を取得しました。ちょうど夏休みもありましたので足すとトータルで3週間程度ですね。チームの反応は、「育休取るんだよね、了解!」という感じで、特別何か気を遣われることも遣うこともなかったですね。取得期間中はプロジェクトの区切りとなる時期で、急ぎの仕事もない状況だったので、大きな心配もなく育児に専念できました。育休明けはそのプロジェクトを再開し、元通りの生活に戻ったという感じです。西川さんはお子さんが小さいうちにキャリア入社されたんですよね?

坂本

そうなんです。採用面接を受けたときは子どもが3歳と7歳でまだ小さく、子育て真っ最中の母親であることを分かったうえで採用していただき、さらに3年目には役職に就いて仕事を任せてもらえたので、「そういう意識がある会社なんだ」と実感しましたね。ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンという言葉は浸透していない時代でしたが、経営層含め社員みんなの中にその意識が潜在的にあったのかなと思います。

西川

西川さんもそうですし、仕事と子育てを両立してバリバリ働いている先輩方を見るとやはり憧れますよね。以前、メンバー5人のうち4人が女性というプロジェクトに携わったのですが、プロジェクトリーダーが女性で、子育てされている方だったんです。育休後の時短勤務だったにも関わらず、時間を上手く使って滞りなくプロジェクトを進めていらっしゃいました。「自分もああなりたいな」とモチベーションが上がりましたね。

関根

柔軟な時短勤務で復帰後も働きやすく

パナソニックITSは、子どもが小学校を卒業するまで時短勤務を選択できるんですよね。これは他の会社にはなかなかないポイントかもしれませんね。そもそもフレックスタイム制なので、保育園の送り迎えや子どもの登校時間に合わせてフレキシブルに出勤・退勤時間を調整できるのは嬉しいですよね。

西川

そうなんですよ。保育園のお母さんたちと話をしていると「そんなに自由に選べるの?」と羨ましがられます。それから、子どもの体調がすぐれない時なども、別の日に1時間延長するから今日は1時間短くするなど、融通が効くのでとても助かっています。

関根

パナソニックITSは産休・育休後の復帰率が100%なんですが、復帰後の制度が充実しているからという理由もあるかもしれませんね。それから、復帰することを前提に話をしてくれる、周囲の雰囲気もありますよね。

西川

その雰囲気は凄くありますね。私は当時本当に若手だったので、戻ってきてもまた色々教え直さなければいけないと思われるんじゃないかと心配していたんです。でもその心配は不要でした。快く送り出してくれて、復帰後も先輩方が当たり前のように丁寧に教えてくれたんです。

関根

在宅勤務の導入をきっかけにまた新たな働き方に

2020年から在宅勤務が導入されたことも、働き方の大きな変化でしたよね。私はこれまで子どもの学校行事にあまり参加したことはなかったのですが、在宅勤務であれば学校までの移動時間もかからないので、以前より気軽に参加できるようになりました。自分でも驚いていますが、今では学校の役員まで担当しているくらいです(笑)。

西川

そうそう、在宅勤務は父親にとっても凄くありがたいですよ。最近子どもが寝返りを打てるようになったんですが、リモートワークだったのでたまたまその瞬間に立ち会えたんです。出社していたら夜帰宅後に報告されるだけで、実際に見ることはできなかったと思います。子どもの成長に立ち会えるのは、リモートワークの最大のメリットですよね。

坂本

それは嬉しいですね!二度とない貴重な瞬間を家族で共有できるのは何よりです。

西川

育児の経験が、今の仕事に生きている

坂本さんは育休を取って良かったと思うことはどんなことですか?

西川

子どものそばにいられることが一番ですが、育休を取ったから育児に慣れることができたというのは大きかったですね。もし育休を取っていなければ、中途半端に夜だけ参加して、なかなか慣れることができなかったと思います。

坂本

なるほど、一緒にいる時間が長ければ早く慣れることができますもんね。ちなみにお2人は、子育てを経験して仕事の進め方が変わったなと実感することはありますか?

西川

早く終わらせなければ、という意識を以前よりも強く持つようになりましたね。育休経験を経て、奥さんが家で大変な思いをしていることが分かっているので、少しでも早く帰って手伝わなければと思うんです。子育てのおかげで、前より効率的に働けるようになったと思います。

坂本

私もそうですね。保育園のお迎え時間が決まっているので、何としてもそれまでに終わらせなければという意識がありますね。それから、子どもって急に熱を出して、保育園に迎えにいかなければならないことが多々あるじゃないですか。なので、いつ何があっても良いように、その日にできることは最大限やっておこうと思うようになりました。子どもが生まれる前は、明日があるからと思い、レビューまで残り80%くらいの所で一度止めたりしていたのですが、今は早めに100%まで完成させておくようにしています。

関根

社員同士の雰囲気が多様な働き方を支える

制度が充実している会社は、もしかしたら他にもあるかもしれませんが、何よりそれを使える雰囲気であることが大事なのではと思うんです。パナソニックITSは、とにかく人が良い。社員同士の雰囲気が良いんですよね。有給休暇にしても「お互い様」の感覚で遠慮なく取得できますし、誰かが抜けてもフォローし合える体制も整っているから安心して働くことができるんですよね。

西川

そうですね。私も当時の先輩方に優しくフォローしていただき、とても感謝しています。

関根

男性でも取得しやすい雰囲気ですから、これから入社する方々も将来ぜひ育休を取ってみると良いと思います。きっと良い経験になりますよ。

坂本