「免許証認識ライブラリー」とは
運転免許証画像の情報をOCR処理し、文字コードに変換する開発ツールキット(SDK)です。
OCR処理で変換された文字コードを、さまざまなシステムに連携することで、
オンライン本人確認(eKYC)や対面での本人確認(KYC)で課題となっていた
本人情報の手入力、また画像のマスキング作業も削減可能です。
「免許証認識ライブラリー」を活用いただける業界
オンライン本人確認(eKYC)や対面での本人確認(KYC)など、
免許証の読み取りやマスキング作業を必要とするさまざまな業界でご活用いただけます。

金融業
(銀行、証券、損保など)

BPO
(コールセンター)

通信業

レンタル業
(レンタカー)

中古品売買/リユース業

チケット販売業

不動産業

シェアリングエコノミー
(インターネットオークション、ライドシェアなど)

サービス業
(インターネットカフェなど)

コンビニ
(セルフレジ端末)

自治体

宿泊業
活用シーン

【OCR以外にも…】
eKYC、KYCでの画像の
マスキング処理も自動化

システムに組み込んでいただくことで、免許証画像の指定した領域を自動でマスキングし、画像として保存することが可能です。セキュリティの観点から厳密な対応が求められる免許証画像の管理で課題となっていた、画像のマスキング業務を効率化します。
「免許証認識ライブラリー」が選ばれる
5つの理由
01
高精度な文字認識が可能
歪んだ画像や手持ち画像、背景が複雑な画像であっても高精度に文字認識が可能です。
画像の再撮影を最小限にすることができます。
認識可能な画像例



02
CPU環境でAI免許証認識を高速稼働させることが可能
いままでGPU環境を必要としていたAI免許証認識認識を、
CPU環境で高速稼働させることが可能です。
GPUレスのAI免許証認識システム構築ができます。
処理速度の高速化

03
情報漏洩リスクの軽減が可能
クラウドサービスなどの外部環境にデータを出さずにOCR処理が可能です。
セキュリティに配慮したシステムの構築ができます。
システム構成例(サーバーでOCR処理する場合)

04
画像のマスキング保存が可能
指定した領域をマスキングし画像として保存することが可能です。
セキュリティに配慮した免許証画像の管理が行えます。
マスキング画像保存イメージ

05
短期間かつ低コストで組み込み可能
お客様での開発の容易性を追求しました。
短期間・低コストでの組み込みが可能です。
短期間かつ低コストでの組み込みを実現する要素

シンプルな関数群

わかりやすいマニュアルと
サンプルプログラム

「.NET」にも対応したAPI※
※ Windows版のみ対応
「免許証認識ライブラリー」の主な機能
Windows/Linux版ではAIを活用しており、さらに高精度な文字認識が可能
都道府県ごとの公安委員会によって異なる運転免許証のフォント(半角・2/3角・全角など)に対応しました。
免許証表面のすべての項目をOCR処理し、文字コードに変換することが可能です。
特にWindows版とLinux版では文字認識にAIを活用することで、より高精度なOCR処理を可能にしました。

Windows/Linux版のみ対応
免許証裏面の備考欄の記載有無を検出可能です。備考欄の画像を切り出し取得できるため、記載ありと検出した場合に画像内の記載内容を目で見て確認し、システムへ記載内容を入力する運用の構成が可能となります。

当社独自のAI-OCR技術により、スマートフォンやタブレット端末などのカメラで撮影した台形に歪んだ画像や手持ち画像、背景が複雑な画像から免許証画像領域を検出し、画像の歪みを自動補正することが可能です。画像補正後にOCR処理を行うことで文字の認識率が向上します。

複数の項目から免許証の有効性をチェック、またチェック結果の取得が可能です。さらに免許証の簡易的な偽造チェックや、文字認識が正常に行えなかった場合に撮影エラーを検出し、再撮影を促す仕組みなどに利用できます。

よくある質問

AI-OCRを使用するのにインターネット接続は必要ですか?

インターネットの接続は必要ありません。オンプレミスの環境(ローカル環境)でOCR処理が可能です。

AI-OCRが可能とのことですが、クラウドを利用するのでしょうか?

クラウドは利用せず、オンプレミスの環境(ローカル環境)でAI-OCR処理が可能です。

仮想サーバーで使えますか?

仮想サーバーでの動作は保証しておりませんが、動作実績はありますので、お客様のほうで十分に検証いただいた上でご利用をお願いします。なお、保守サポートについては、弊社環境で再現するものについてはサポート可能ですが、仮想サーバー起因のものについてはサポート対象外となります。

PNG形式の画像に対応していますか?

PNG形式の画像には対応していません。
対応しているファイル形式は以下のファイル形式です。
- TIFF形式(非圧縮 / LZW)(*.tif / *.tiff)
- BMP形式(*.bmp)
- JPEG形式(*.jpg / *.jpeg)

開発ライセンスはPC1台ごとですか?

開発ライセンスは、開発するPCの台数ごとに必要となります。
なお、2台目以降は追加開発ライセンスとなり、費用は1台あたり250,000円(税別・希望小売価格)となります。

Windows版とiOS版を利用する場合、費用はどうなりますか?

各OS用のライブラリーは、それぞれのOSごとに別製品となりますので、ライセンス費用・保守費用はそれぞれの製品に対して必要になります。
Windows版とiOS版の2製品の場合は、1製品の費用の2倍の費用が必要となります。

裏面の読み取りはできますか?

裏面の読み取りには対応していません。裏面の記載の有無の判別機能はありますので、記載のあるものについては別途、目視で対応するなどの方法をご検討ください。

裏面のマスキングはできますか?

裏面のマスキングにも対応しています。

偽造の判定に使えますか?

OCRの記載内容を簡易的にチェックする機能はありますが、偽造の判定には利用できません。

保守の内容は何ですか?

保守サポートの内容は以下の内容です。
- メールによるQ&Aサービス
- バージョンアップ版の無償提供サービス

顔写真を保存することは可能ですか?

顔写真はメモリー上で取得可能です。画像として保存する場合は、上位側プログラムで保存処理を行ってください。

参考になるソースコードはありますか?

簡単なサンプルプログラムおよびソースコードが製品に付属しています。