業務用空調の製品を取り扱う企業から、2016年にパナソニックにキャリア入社しました。
現在は海外を含めた全拠点の販売、利益、在庫等を管理し、一部地域は内部統制まで幅広く経理業務を担当しています。
「経理」というと経費精算などのイメージを持たれる方が多いと思いますが、私が担当しているのは年間の利益や将来の見通しなどを経営的な観点から分析し改善提案を行う、経営企画的な仕事です。
この会社を転職先に選んだのは、海外での勤務の可能性があるという点に魅力を感じたから。前職では、3年ほどブラジルに勤務しており、新興国特有のパワーが感じられる生活が気に入っていました。「また行きたい」と思っていたところ、パナソニックの大きな拠点がブラジルにあることを知り、そこでの勤務を望んで入社しました。その希望が叶い、入社後半年でブラジルの工場に赴任し、そこで経理担当として3年間を過ごしました。
2019年に帰国後、業務用空調事業に携わることになりました。現在の職場に勤務してから3年が経ちましたが、上司も海外勤務経験者であるためか、素直に意見を言い合えるところや、率先して行動する姿勢を大切にしているところなどの感覚が近いので、とても居心地のよい環境で仕事ができています。
私は少々飽きっぽい性格なので(笑)、一つの業務に集中するよりも、いろいろな業務に関わっていたいと考えています。現在、先述の経理業務と並行して「分散型エネルギー事業推進室」という新設組織の経理面でのサポートも担当しているのですが、新しい分野の仕事で得られる刺激は、自分にとって大きな活力となっています。
「経理」といっても、働く場所や担当する製品などによって、業務内容は多岐にわたります。これまでの様々な経験を組み合わせることで、広い視野から会社全体の流れを把握する能力が身につくことは、これからの自分のキャリアを見据えた際にも大いに役立つと感じています。
ブラジル勤務時代の上司から「自分から率先して火中の栗を拾いに行くような人になりなさい」という指導を受けたことがあります。これからも何事にも前向きに、常に新しいことに挑戦するマインドは大切にしていきたいと思っています。
これからの目標の一つとして、また海外で働きたいという想いがあります。それも計6年間を過ごしたブラジルではなく、次は違う国がいい。新しい人や文化に触れて、自分の知見を増やしていければと思っています。
業務の面においてもこれまで経験してきた原価計算を中心とした工場経理ではなく、販売会社の経理として新たな内容に取り組み、経理としての幅をさらに広げていきたいです。
このような自分の希望を自由に言えるのも、パナソニックという会社のよいところだと思います。もちろんすべてが叶うものではありませんが、社員が「やりたいこと」と「実際にやること」のミスマッチを少なくしようと考えてくれる社風があります。自分の「やってみたい」という気持ちを大切に、前向きに仕事に挑戦できる人と、私も一緒に働いてみたいと思っています。
※掲載内容は、2023年2月時点のものです。