世界的に拡大し続ける事業エリア パナソニックとしての存在価値を仲間とともに 電気ヒートポンプエアコン開発 世界的に拡大し続ける事業エリア パナソニックとしての存在価値を仲間とともに 電気ヒートポンプエアコン開発

01.幅広い商品ラインナップで広範囲の施設をカバー 01.幅広い商品ラインナップで広範囲の施設をカバー

パナソニックの業務用空調はパッケージエアコン・ビル用マルチエアコンを総称した電気ヒートポンプエアコン(EHP)、ガスヒートポンプエアコン(GHP)、吸収式冷凍機(ABS)という3つの分野がありますが、EHPはコンビニエンスストア、ホテル、レストラン、オフィス、学校といった施設でおもに活用されています。

超大型の施設で活用されることも多いGHP、ABSと比較すると小型な空間もカバーできる汎用性が一つの特徴で、それだけに使用シーンや能力帯ごとに多くの機種が揃っています。その数、家庭用エアコンの約10倍。そんな幅広い商品ラインナップを駆使して、消費電力削減や空調・空質に関する困りごとなど、お客様からのさまざまなニーズに対応するソリューションを提案しています。

電気ヒートポンプエアコン開発のカフェでの写真

特にパナソニックには、空間洗浄に関するナノイーという独自の技術があります。コロナ禍で市場から求められている「空気の質」への対応では優位性がありますので、これを大きな強みとして、学校、病院、養老施設などへの導入強化を進めています。

02.地球規模の問題解決に直結するビジネス 02.地球規模の問題解決に直結するビジネス

換気効率や省エネ機能、空質改善など、業務用空調の分野はカーボンニュートラルや省エネ、コロナウイルスによるパンデミックなど、地球規模で対策すべき諸問題に直結しています。それだけに社会貢献度の高いビジネスであり、世界的にみても堅調に拡大する、恵まれた事業環境だと思います。海外向け商品も多く開発しており、グローバルな視点から市場の動向を常にウォッチしています。

パナソニックとしても業務用空調の分野には特に力を注いでおり、人材や設備への積極的な投資が進められています。いかに空質と空調を融合した新たな商品を開発していくかというテーマに向かって、会社をあげて取り組んでいるところです。また業界団体の会合などで各社とも情報交換を重ねながら、将来を見据えた製品の規格やルールづくりにも協力しています。

電気ヒートポンプエアコン開発の業務風景の写真

このように、会社、業界、そして国といった枠組みにとらわれることなく、ダイナミックに自分たちの能力を試すことができるフィールドであることが、この仕事の魅力の一つだと思います。まだまだ世界には、空気や環境に関する解決すべき課題が山積しています。私たちのソリューションが、それらの解決につながると信じ、そこにやりがいを感じながら日々取り組んでいます。

03.「一人一人が経営者」として、一緒に考える環境 03.「一人一人が経営者」として、一緒に考える環境

さらなる開発効率の向上に向けて、チーム力・設計力の強化を図るのが、現在の私自身の役割です。おもに製造の上流段階との連携を強化し、設計段階では気づくことができない問題点や現場の意見を吸い上げ、新たな業務の仕組みの構築や改善につなげる。このようなミッションをクリアするのは難しいことですが、その分、大きなやりがいも得ることができます。

また、社内のさまざまな意見を新商品に取り入れるために、営業、企画、開発という業務の垣根を越えて、おもに若い社員からヒアリングする機会も増やしています。ざっくばらんな話し合いの中で「自分たちが手がけた製品が、どのように活用されているのか」「お客様は、どのようなことを求めているのか」という内容をお互いに共有することで、すべての部署に役立つ新たな気づきやモチベーションを得ている実感があります。それこそが創業者・松下幸之助の「一人一人が経営者として物事を考える」という教えを体現するものだと思っています。

電気ヒートポンプエアコン開発の写真

これからも人材採用を強化し、いろいろな考えをもった仲間が活躍できる場を整えていきます。社会から求められる性能や環境基準が高まっていくなかで、パナソニック業務用空調としての存在感をどう打ち出していくのか。そんな大きな課題に一緒に取り組める仲間を増やしていくことが私の目標です。