2017年にキャリア入社して5年が経過しました。前職でも人事の業務に就いており、これまで人事畑で10年以上の経験を積んできました。社員一人ひとりの本質をみて、研修やキャリアパスなどの環境を整備しながら、個々のステップアップにつながるサポートをしています。
現在人事は4名で業務を分担していますが、私は主に将来の部課長となりえる幹部社員の育成を担当しています。各部門の責任者との話し合いの中から、候補者を選定。その方たちが次のステップへ進むために必要な支援を行なっています。
これまで私がサポートを担当した中には、将来を見越したステップアップの一環として海外に赴任し、もともと赤字だった現地工場を2年間で黒字に転換させたという人もいました。昨年帰国し、今は国内の拠点で工場長として頑張っているそうです。このようにご自身の努力で成果を上げ、確実に高い位置へとステップアップしている人をみるとき、人事という仕事のやりがいを感じます。
人事の仕事では、職場内外の人との面談の時間が多くなります。時には社員から、キャリアに関する相談を受けることもあります。そんな時は、どうしたら目の前の方にとってより良い支援ができるかを考え抜くことを大切にしています。
パナソニックのような大きな組織ですと、いろいろな事業があり、今の部署でなかなか力が発揮できない人が他の部署で花開くこともあります。人事としては広い視野をもって社員の悩みと向き合い、最適と思われる解決の道を準備すること。そんなサポートができたらいいなと考えています。
人事の立場として、これからこの会社に入ってくる人材に求めるのは「待ち」ではなく、自分から動いて仕事をつくり出す姿勢です。変化の激しい時代ですので、常にスピード感を意識して、能動的に動ける人と一緒に働くことができると嬉しいです。
特にキャリア採用で他社を経験してから入社してくる人には、他の世界で積み上げたキャリアをどんどんパナソニックに注入してもらいたいと思っています。それをドッキングさせて、アップグレードしてくれるような人が加われば、事業全体に良い影響をもたらしてくれると思います。
100年以上続く企業ですが、その間に時代は常に動いています。それに合わせて、柔軟に対応できる、しなやかな人材の育成をサポートすること。それが私の人事としての仕事だと考えています。