細胞培養とは
再生医療の研究・開発、創薬スクリーニングなどに使用される細胞は、生体外で活かし、増やすために培養を行います。培養の際に細胞の状態を良好に保つためには、細胞を取り出す前の環境に近づけることが最良と考えられており、さまざまな手順や操作が必要となります。
- 毎日の培地交換作業
細胞が剥れないように古い培地を吸引除去し、新しい培地を添加 - 数日毎の継代作業
増殖した細胞を複数枚の培養容器に、所定のサイズ・密度で均一に播種
細胞を継続的に供給できる自動細胞培養装置を開発
- 毎日の培地交換作業
細胞が剥れないように古い培地を吸引除去し、新しい培地を添加 - 数日毎の継代作業
増殖した細胞を複数枚の培養容器に、所定のサイズ・密度で均一に播種
細胞を継続的に供給できる自動細胞培養装置を開発
細胞培養工程自動化における基本機能
クリーンキャビネット
HEPAフィルタを搭載し、クラスⅡ安全キャビネット相当の、クリーンで安全な環境を実現
薬液冷蔵・保温
培地などの薬を、最大500mlボトル4本分まで4℃で保管可能。薬液を一時的に温めるウォーマユニットも搭載
インキュベータ
Φ100mmディッシュ最大60枚(または、6ウェルプレート最大27枚)収納可能なCO2インキュベータを搭載
細胞観察
ディープラーニングAIを採用し、細胞の生育状態評価や、セルカウントが可能
分注揺動
懸濁液をシングルセル化し易く、液だれの生じにくい、専用10mLピペットを開発。注液後は液を馴染ませるため、ディッシュの揺動が可能
遠心分離
遠心分離装置を搭載し、自動継代が可能。細胞への影響に配慮し、インキュベータから離れた位置へ配置
当装置の差別化ポイント
手技の自動化
人作業の徹底分析とマニピュレーション制御技術により、熟練者のデリケートな手技を忠実に再現
コンパクトサイズ
安全キャビネットとの置換えも想定し、機構設計の検討を行うことで、実験室に設置しやすいコンパクトサイズを実現
タスク作成&スケジューリング
ユーザーのプロトコルに応じた、動作プログラミングと、実施タイミングのスケジューリングが可能
仕様
培養工程 |
培地交換、継代、細胞観察 |
---|---|
対象細胞 |
接着系細胞:ES/iPS細胞 |
保冷容量 |
500mLボトル4本収納 |
培養容器 |
Φ100mmディッシュ(最大60枚収納) |
専用消耗品 |
10mLピペット(最大100本収納) |
培養計画 |
スケジュール機能で培養工程設定 |
バイオハザード |
キャビネットクラスⅡ(装置内はクリーン100)相当 |
除染 |
UV照射、過酢酸燻蒸による除染 |
細胞観察 |
画像保存、継代タイミング判定、セルカウント |
本体サイズ |
W2000×D1130×H2412mm(本体のみ、PCラック含まず) |
ユーティリティ |
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お問い合わせ・カタログ請求
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