レーザ溶接機(レーザ溶接システム) レーザ溶接機(レーザ溶接システム)

高生産レーザ加工
(レーザ溶接システム)で
検証・試作から量産まで対応

レーザ溶接機(レーザ溶接システム)は、複合した要素技術を高度に融合したトータルソリューション力が求められます。
私たちは、高度化した要素技術と設備インテグレーション技術を組み合わせて、今までは困難とされてきたお客様課題を解決します。
本ページでは、私たちが保有する要素技術の一部を中心にご紹介します。

1.高生産性レーザ加工(レーザ加工システム)の構成

レーザ加工機(レーザ溶接システム)は、一般的に下記のハード構成からなります。検証時・試作時・量産時で各検討内容は異なるため、お客様の案件に最適な提案させて頂きます。

  • レーザ発振器:発振器本体、冷却チラー、トランスなど
  • レーザヘッド:溶接ヘッド、ファイバー、カメラ、OCTなど
  • 装置:治具、ステージ、計測用カメラ・変位計など
  • 装置付帯部:集塵機、アシストガスなど
レーザ加工機の構成

2.レーザ加工システムを構成する要素技術

今までは困難とされてきたお客様課題を解決するため、レーザ加工機(レーザ溶接システム)は、ハード・ソフトともに高度化が必要になります。私たちは、いくつかの特徴的な要素技術をご紹介させて頂きます。

2-1.熱レンズ効果を抑制した低フォーカスシフト光学系

レーザ溶接では、高パワーのレーザ光を扱うため、量産時の安定生産を考慮した対策が求められます。代表的なものとして、レーザヘッド(光学ヘッド)のフォーカスシフト対策が挙げられます。これは高パワーレーザ特有の現象である光学部品の「熱レンズ効果」により生じる問題の対策のことです。
私たちのレーザヘッド(ガルバノヘッド)は、独自の「低フォーカスシフト光学系」により,量産時の安定生産が実現可能です。

フォーカスシフトの説明イラスト

2-2.独自開発のガルバノ-NC協調制御技術

レーザ溶接では、レーザ発振器など高額であるため、より生産性の高い設備が求められることが多いです。高生産性が求められる場合は、「ガルバノ‐NC協調制御」を提案させて頂くこともあります。このシステムにより、通常の間欠動作(ステップ&リピート動作)と異なり、連続したレーザ溶接が可能となるため、高生産性が実現出来ます。
私たちのガルバノ‐NC協調制御は、一般的な直交座標系のシステム以外にも、動画に示す極座標系のシステムも構築した経験があり、多様な提案が可能です。

ヘアピン溶接のガルバノ‐NC協調制御

2-3.レーザ監視・ガルバノ監視などの豊富なモニタリング機能

レーザ溶接のシステム構築には、豊富なモニタリング機能が求めれることが多いです。これは、検証時・量産時ともに下記のメリットがあるためです。
私たちは、レーザ監視、ガルバノ監視を中心に豊富なモニタリング機能を保有しており、多くの提案が可能です。

  • 検証時:ガルバノ・レーザ状態の「見える化」が可能
  • 量産時:各種監視機能のより、不良流出が防げる。(トレーサビリティが可能になる。)
ガルバノモニタリング