『RULO Pro』導入の主な目的は、将来増加が予測される清掃費用の抑制にありました。結果として、費用の増加は抑えられ、大きな追加コストなしで高い品質の清掃を継続できています。
また、ロボット導入により作業量が削減されたことから、清掃に関わるメンテナンス費を下げる効果もあったといいます。
館内清掃には『RULO Pro』以外のロボットも使われており、他社製品と比較した率直な感想を山田さんに聞いてみました。
「絨毯清掃の仕上がりは他社製のロボットよりも『RULO Pro』の方が優れています。パナソニックには家電メーカとして培ってきた信頼性があり、他社は掃除機よりもシステム的な部分が前面に出ている印象です。
例えて言うなれば、掃除を自動化するためのシステムに掃除機を載せたのが他社、これまで作り上げてきた高性能な掃除機をロボット化したのがパナソニックでしょうか。そのため、掃除機としての基本性能は『RULO Pro』が圧倒的に勝っていると感じます」
▲予備バッテリーを使うことで長時間の作業が可能。今後は2階、3階の宴会場フロアでも活用が予定されている
今後の課題としては、晩秋にホテルの敷地に落ちる大量の落葉が挙げられます。この時期、風でロビーに落葉が大量に吹き込む現象が発生しますが、『RULO Pro』の対応力に期待が寄せられています。
ホテル選びの際、宿泊料金の次に重視されるのが清潔さというデータがあります。人の手による清掃で人件費が高騰する中、ANAクラウンプラザホテル新潟はロボットと人の連携で、コストを抑えつつ高いレベルの清掃品質の維持を実現した好例といえます。
新潟へ訪問の際、ANAクラウンプラザホテル新潟での滞在を選ぶ理由がさらに一つ増えました。