暑さ対策・ミストシャワー

極微細シルキーファインミストは、気化冷却と疑似発汗の効果で空間やヒトを冷やします。

クールスポットで人が涼んでいる様子

暑さ対策にミストが必要な理由

ミストという冷却手段は、アーバンヒートアイランド現象を原因とする都市の温暖化対策として有効です。

地球温暖化と熱中症

地球温暖化の影響で東京は100年前と比べて気温が3.2℃上昇。それに比例して熱中症による死亡率が増加しており、その内40%は屋外で発生しています。今後気温の上昇が予想される中、対策が求められています。

また、東京消防庁が発表している統計資料によると、令和5年(2023年)6月~9月の熱中症による救急搬送人員は7,079人と、過去5年で最多となっています。過去5年の推移を見ても、増加傾向になっていることが確認できます。

ミストシャワーの効果

環境省「まちなかの暑さ対策ガイドライン」では、体感温度(SET*)を下げる⽅法を提示しています。各対策を組み合わせることで相乗的な効果があるとされています。

体感温度(SET*)とは

SET*とは標準新有効温度:Standard new Effective Temperatureの略で、気温、湿度、風速、放射に加え、着衣量や代謝量等の人体側の条件、熱収支も考慮した指標です。当社ではシルキーファインミストを浴びた涼しさの指標としてSET*を採用しています。

シルキーファインミストの冷却メカニズム

シルキーファインミストは、肌への直接噴霧という新しい冷却方法を実現。
「気化冷却」と「疑似発汗」の二つの効果により外気温に関わらずあなたを確実に冷やします。

気化冷却効果

ミストが蒸発する際に周囲の空気から熱を奪うことによって気温を下げる効果です。

疑似発汗効果

平均粒子径約6㎛のシルキーファインミストは肌の温度で蒸発します。その際に、⾝体の熱を奪うことによって冷感をもたらします。

シルキーファインミストの冷却効果

皮膚温度とサーモカメラで真夏のミストによる冷却効果を検証しました。

噴霧器AE-GF012とミストノズルAE-GNA013を組み合わせて使用した場合、体感温度(SET*)で約4度の低下を感じられます。

※ 気象条件によっては、記載の温度低下が得られない場合があります。
※1 当社試験環境下での測定結果になります。

システム構成

パナソニックの業務用ミストシャワーは、噴霧器と対応するミストノズルを組み合わせて使用します。
噴霧器とミストノズルの間の配管には市販の樹脂製チューブを使用します。

暑さ対策用途での導入事例

パナソニックの業務用ミストシャワーを暑さ対策に使用頂いた事例をご紹介します。
スタジアムの観客席や遊園地の乗り物の待機列など、屋外にクールスポットを届けています。

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