二流体ミストノズル
噴霧角度や継手の形状などに応じて各種ラインアップをご用意しております。
パナソニックの二流体ミストノズルの特徴
パナソニックの二流体ミストノズルの気液混合方式は、ノズル内部で圧搾空気と液が混じり微粒化する内部混合方式です。
液体と圧搾空気の混合方法に特徴があり、低圧微粒化と低騒音化を実現しています。
低エア圧微粒化技術
従来の二流体ミストノズルでは、噴霧したミストを十分に微粒化できないために、低エア圧ではミストのザウター平均粒子径が50㎛程度以上で大きいという課題がありました。噴霧したミストの粒径が大きい場合、気化が遅いために濡れ等が発生するという問題がありました。
パナソニックの二流体ミストノズルは、液と圧搾空気の混合方法において独自の特許技術により、0.25Mpa程度の低エア圧でもミストのザウター平均粒子径を6㎛程度に微粒化することができ、ゆえに、エアコンプの吐出圧を下げることで消費電力を削減することを可能にしました。
【登録特許番号】特許第6347432号(特願2016-008743)
円筒内の円錐突起によるエア旋回流の高速化
円筒内に円錐突起を設けて、エアの旋回流の流路を規制し旋回流速を早くすることで微粒化を促進。
気流と壁面間での水の衝突粉砕
水を気液混合部の壁面に供給し、気流と壁面の間で水を衝突破砕
エア旋回流による水の薄膜微粒化
水を気液混合部の壁面に供給し、エアの旋回流で薄膜化し微粒化
低騒音化技術
二流体ミストノズルから噴霧するミストを蒸発しやすくするためには、ミスト粒子径を小さくする必要があり、そのためには供給する圧縮エアを高圧にしなければならず、エア消費量が多くなり、噴霧騒音が大きくなってしまうという課題がありました。
パナソニックの二流体ミストノズルは、独自の静音化(省エア)技術により従来の二流体ミストノズル(自社製)に比べ大幅な静音化と消費エア量の削減による省エネを可能にしました。
【登録特許番号】特許第6350951号(特願2016-187271)
内部がテーパー状のノズル
空気流の運動量低減を抑制し、圧縮エア速度を増加させることで省エアを実現。
内部に整流部(セレーション)を設けたノズル
フクロウの風切り羽を模擬したセレーションを用いて気流の乱れを抑制する構造を最適化することで、大幅な静音化(省エア化)を実現。
優れた耐候性
パナソニックの二流体ミストノズルには、優れた耐候性やフッ素樹脂に匹敵する耐薬品性を備えたPPS樹脂を使用しています。また、ノズルの成型には家電の製造で培った高い樹脂成型技術が使用されています。
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