よるあるご質問
みなさまからよく頂く質問をまとめました。
シルキーファインミストに関するご質問
Q:シルキーファインミストとはなんですか?
→A:パナソニック独自開発の2流体ミストノズルから噴霧される極微細なミストです。
微細なミストにより様々な分野で新たな空間価値を提供します。
暑さ対策であれば、濡れにくく気化冷却効果の高い冷却空間が提供出来ます。
照明・演出装置と組み合わせると、立体感のある空間演出が可能です。
Q:ノズルの材質は何ですか?
→A:PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)で成形されています。
材質としては耐温度、耐薬品性に優れた素材です。
Q:使用する液体に決まりはありますか?
→A:水道水(水道法に定められた飲用水の水質基準に適合した水)または事前に販売会社へ
相談・確認を取った液体を使用してください。
井戸水、工業用水の使用はミストノズルの詰まりや水質への懸念により、
使用不可としております。
Q:ノズルは目詰まりしますか?
→A:目詰まりはカルキ成分の固着が主な原因で、それ以外には異物の混入があります。
Q:ミストの蒸発しやすさはどの程度ですか?
→A:パナソニックのシルキーファインミスト(平均粒径6μm)なら、
ノズルユニットから約 700mmの距離でミスト粒子がほぼ蒸発します。
※気温28℃、RH60%の屋外環境下
グリーンAC Flex (AE-GF012)/大容量タイプ(AE-GF0412)共通
Q:施工にはどのような資格が必要ですか?
→A:必要となる建設業資格を有する会社であれば施工が可能です。
Q:水道直結は可能ですか?
→A:JET認証(給水器具認証)を取得済みのため、直結可能です。
Q:推奨の配管材料は何ですか?
→A:株式会社日本ピスコのポリウレタンチューブ配管を推奨としています。
Q:水の衛生管理はどのようにしているのですか?
→A:配管や機器・ノズルユニット内にバイオフィルムが発生し、
細菌が繁殖する可能性があります。
水と空気が混ざる状態(配管内に残留水がある状態)で細菌が繁殖する
可能性があるため、グリーンACでは運転停止時に配管・電気噴霧機/噴霧機の
残留水をノズルユニットから排出する制御プログラムを採用しています。
Q:Flex・Flex大容量タイプの商品において、パナソニックの製品提供範囲はどこまでですか?
→A:ノズルユニット、電気噴霧機(Flex)、噴霧機(大容量タイプ)が
パナソニック製品となります。
Q:Flex・Flex大容量タイプの冷却効果はどれくらいですか?
→A:シルキーファインミストの効果により、体感温度(SET*)で約4℃の
温度低下効果があります。
※パナソニック試験条件下で測定
Q:Flex・Flex大容量タイプの屋内での使用は可能ですか?
→A:湿度上昇によりミストが蒸発しにくくなり、床面に濡れが発生する場合が
ありますが、湿度上昇を抑える手段(換気や除湿)や、床面への濡れ対処を施すことで
使用は可能です。
Q:運転の制御方法はどのようなものがありますか?
→A:①キー操作による手動運転ON/OFF、②曜日・時間タイマーでの
運転ON/OFFがあります。
大容量タイプはDMX信号(別途信号変換器が必要です)による運転ON/OFF、
流量調整が可能です。
外部信号入力端子を備えるため、湿度や気温などの情報で制御することも可能です。
※制御用機器は本体には含まれません。
Q:噴霧機は屋外に設置したままでも問題ありませんか?
→A:電気噴霧機/噴霧機はIPX4相当の基準のため、屋外に設置したままで
問題ありません。
ノズルユニットは屋外設置可能ですが、配管は直射日光を避ける保護材を巻くなど
対策が必要です。
また寒冷地仕様ではないため、屋内へ電気噴霧機/噴霧機を設置するなどの
配管凍結対策が必要になります。
※使用環境温度+5℃~+46℃
Q:使用する配管径はいくつですか?
→A:電気噴霧機/噴霧機⇔ノズルユニット間では、水配管は外径Φ6mm、
空気配管は外径Φ16mm、給水口⇔電気噴霧機/噴霧機間では、水配管は
外径Φ10mmになります。
Q:Flex・Flex大容量タイプのミストノズルはどのような場所に設置可能でしょうか?
→A:下地を入れていただくなど、荷重対策を施していただければ、
壁面や軒下などにも設置可能です。
また配管は樹脂配管を使用するため、R面にも取り付けが可能です。
Q:Flex・Flex大容量タイプの設置にはどのような工事が必要でしょうか?
→A:電気工事(電源ケーブルの接続)と、ミスト用配管の引き回し、ミストノズルの
固定などが必要となります。
Q:ノズルや配管を建築内に隠すことはできますか?
→A:噴霧部を露出させ、ミストの噴霧ができる状態ならば隠して設置が可能です。
ミスト噴霧のため、ノズル先端部に約φ30mm程度の開口が必要になります。
またメンテナンス作業を行うために点検口などが必要になります。
Q:Flex・Flex大容量タイプのメンテナンス契約の作業内容はどのようなものですか?
→A:年に1回または利用用途に応じた回数の定期点検を準備しております。
稼動前:開栓処理、電気系統チェック、消耗品交換、機器動作確認、試運転、
水道水質チェック、外観/電装部/システム動作確認、水フィルタ洗浄
稼働後:試運転、水抜き作業等凍結防止措置、噴霧機内清掃、配管/ノズル/噴霧機内洗浄
と乾燥作業になります。
Q:納入事例が見られる場所はありますか?
→A:パナソニック関連の施設では、パナソニックミュージアム(門真)に
設置されています。
※夏季期間のみ設置
グリーンAC Flex(AE-GF012)に関するご質問
Q:Flexの電源種、定格消費電力量はどの程度ですか?
→A:単相100V電源になります。
定格消費電力量は0.9kW/1.0kW(50/60Hz)となります。
Q:Flexの給水方式に指定はありますか?
→A:水道管直結・水道栓分岐、タンクからの給水で運転が可能です。
Q:Flexの水の消費量はどの程度ですか?
→A:最大噴霧量は252ml/分です。
1時間あたりで最大15L噴霧が可能です。
Q:Flexの1か月の水消費量はどの程度ですか?
→A:1日8時間、1カ月30日として計算した場合、125cc×60分×8時間=60L/日、
60L×30日=1,800L/月となります。
Q:Flexの1か月の電気使用量はどの程度ですか?
→A:1日8時間、1カ月30日として計算した場合、1.10.9kW×8時間×30日=216kWh
となります。
Q:Flexの電気噴霧機のサイズはどの程度ですか?
→A:W610*D450*H855mmとなります。
重量は119kgとなります。
Q:配管の設置条件はありますか?
→A:ノズルユニット間は5m以内の長さが条件となり、電気噴霧機から末端のノズルまでの
総配管長は40mとなります(電気噴霧機に一番近いノズルから一番遠いノズルまでの
距離は25m以内となります)。
また電気噴霧機とノズルユニットの高低差は±3m以内となります。
Q:Flexのノズル接続可能数はいくつですか?
→A:2-5ノズル(Aノズル)、2-8ノズル(E・G・Hノズル)まで対応可能となります。
グリーンAC Flex 大容量タイプ(AE-GF0412)に関するご質問
Q:Flex大容量タイプの電源種、定格消費電力量はどの程度ですか?
→A:単相200V電源になります。
定格消費電力量は2.1kW/2.4kW(50/60Hz)となります。
Q:Flex大容量タイプの給水方式に指定はありますか?
→A:水道管直結・水道栓分岐からの給水で運転が可能です。
給水方式によらず、水道水圧150kPa以上が必要になります。
Q:Flex大容量タイプの水の消費量はどの程度ですか?
→A:最大噴霧量は400ml/分です。
1時間あたりで最大24L噴霧が可能です。
Q:Flex大容量タイプの1ヵ月の電気使用量はどの程度ですか?
→A:1日8時間、1カ月30日として計算した場合、2.1kW×8時間×30日=504kWhとなります。
Q:Flex大容量タイプの1か月の水消費量はどの程度ですか?
→A:1日8時間、1カ月30日として計算した場合、400ml×60分×8時間=192L/日、
192L×30日=5,760L/月となります。
Q:Flex大容量タイプの噴霧機のサイズはいくつですか?
→A:W900*D500*H957mmとなります。
重量は190kgとなります。
Q:Flex大容量タイプのノズル接続可能数はいくつですか?
→A:6-10ノズル(Aノズル)、6-15ノズル(E・G・Hノズル)まで対応可能となります。
Q:配管の設置条件はありますか?
→A:ノズル間は5m以内の長さが条件となり、噴霧機から末端のノズルまでの総配管長は
45mとなります(噴霧機に一番近いノズルから一番遠いノズルまでの距離は
25m以内となります)。
また噴霧機とノズルユニットの高低差は±3m以内となります。
暑さ対策、演出用途に関するご質問
Q:噴霧機の保管はどのようにすれば良いですか?
→A:メンテナンス項目に沿い、年1回以上、使用頻度に応じて複数回実施いただく
必要があります。
電気噴霧機および噴霧機はIPX4相当の仕様のため、屋外にて保管が可能です。
Q:SET*とは何ですか?
→A:温熱4要素(気温、湿度、風速、放射)に加え、着衣量や代謝量等の人体側の条件、
熱収支も考慮した指標です。
Q:屋内でミスト演出を行う際に気を付けることはありますか?
→A:屋内空間では湿度の上昇に伴い、特に床面に濡れが発生する場合があります。
滑りにくい床材を敷設するなど現場にて対応をご検討ください。
Q:ミスト演出ではどのようなことができますか?
→A:ミストを低い位置から噴霧することで『雲海』を表現したり、
ミストに照明などの光を当てることで光を拡散させ空間全体を光源色に染めたり、
光の軌跡を表現することが可能です。
その他のご質問
Q:イオナイザーとの違いはどのような点ですか
→A:加湿は静電気が発生しにくい空間をつくるため、静電気の発生を抑制する対策になります
イオナイザーは発生した静電気を除電する仕組みです
Q:イオナイザーとの併用は可能ですか
→A:可能です
加湿は静電気が発生しにくい空間をつくるため、静電気の発生を抑制する対策になりますミスト噴霧により、空間全体を静電気が発生しにくい状態(加湿)にし、静電気の発生箇所を対処(イオナイザー)することで高い静電気対策となります
Q:イオナイザーを併用した場合の注意事項はありますか
→A:イオナイザーの製品仕様で相対湿度の範囲が定まっており、その湿度範囲内で加湿していただく必要があります
また、イオナイザーの直近でミストを噴霧すると、静電気の除電がしにくくなる場合があるため、適切な距離をお取りください
※適切な距離の例:イオナイザーのイオン噴射箇所に、ミスト粒子が視認できる状態は不可
Q:ショウルームはありますか
→A:パナソニックの浜松町ビルにてミストの体験が可能です
Q:現場でデモをすることはできますか
→A:現場デモは可能です。現地でのデモを希望される場合はWEBサイトのお問い合わせからご連絡ください
Q:導入検討時にどのようなサポートがありますか
→A:WEBサイトのお問い合わせからご連絡ください
静電気対策を行いたい場所の外気条件、環境条件、空間サイズ等を元に必要加湿量のシミュレーション、加湿システムのレイアウト図の作成、光熱費シミュレーションを行います
詳細提案が必要な場合は現場調査実施後、レイアウト図等の作成を行いますので、お気軽にお問い合わせください
Q:検討したい場合、どこに相談すればよいでしょうか
→A:日頃お取引のあるパナソニック商品を扱う商社、代理店、施工会社へお問い合わせください
もしくはWEBサイトのお問い合せからご連絡ください