当初、他社の中型清掃ロボットを使用していましたが、デスク間の通路に椅子が少しはみ出ているだけでも、それが障害となってロボットが迂回できず、その場で停止するケースが頻発しました。
また、ロボットのサイズと稼働音が思いのほか大きく、日中の稼働ができず深夜に稼働させることに。週に2~3回清掃させるものの、8割の確率で途中で止まってしまい、翌朝にリプレイスが効かないという難点がありました。
さらに、翌朝の出社時に途中で止まったものを定位置に戻して充電をしなければならないことも工数であり、清潔なフロア維持と清掃効率化のために導入したはずのロボットが思惑通りに機能せず、自動化の目的は達成されませんでした。
そこで、より小型で高性能なロボットを探していたところ、たどり着いたのが『RULO Biz』です。小回りが利くこと、東京オフィスと刈谷オフィスの両拠点での導入が可能だったこと、両拠点における清掃ルート設定をパナソニックがサポートするといったトータルでの利便性の良さが導入の決め手になったと言います。
2022年6月に『RULO Biz』のサイトから問い合わせ、同年7~8月には現場でテスト試走・評価が行われ、11月から契約および運用が開始されました。
「とくに7~8月には、パナソニックの営業担当者と何度も打ち合わせを行いましたね。オフィスのレイアウト提供や清掃希望範囲を伝えたところ、台数に応じた清掃ルート、充電台の設置場所、およびシフトについての提案を受けました。清掃ルート設定には高度なスキルが必要だったため、パナソニックの担当者に対応してもらいました。導入後は清掃ロボットの機能や管理画面の基本的な利用方法について、対面やオンラインで複数回のレクチャーがあるなど、導入でつまづくことはありませんでした」
アドミニ課の導入担当者は導入の最初から最後まで終始細やかなフォローがあり、安心して導入できたと語ります。