知財×ものづくり

知財とは、生産財である。

日本のメーカーがものをつくれば、世界で売れる。ジャパン・アズ・ナンバーワンとも、日本経済の黄金期とも呼ばれた時代がありました。ところが今はどうでしょう。中国やインドといった国々では人口とともに技術者の数も増えていますが、日本は…。国際競争力が弱まるなか、日本のメーカーに勝ち目がないのかというと、私はそうは思いません。鍵を握るのは知財です。ある製品で取得した特許を他製品、他領域に応用。モノからコトへ。知財がハブとなってイノベーションを起こしていく。知財を生産財、つまり原料や製造設備といった企業が生産活動を行うための財と捉えるということ。この感覚をビジネスに関わる一人ひとりが持ってさえいれば、日本のメーカーはこれからも、世界の舞台で輝きを失うことはないでしょう。 <知財責任者>

ものづくり