安ければ良い、というわけではありませんでした。
製品を構成する部品や部材を調達するうえで、私たちが重視していることがあります。求められる機能・品質を満たしているか。安定供給いただけるだけの生産能力は十分か。そして、安価に調達できるかということです。ところがこの安価という点に落とし穴があったのです。部品自体の単価は安くても、特許ライセンスを取得していない調達先であれば、特許料の支払いが必要となります。結果的に高額になるかもしれない。そんなアドバイスを知財担当者からいただきました。近年、インターネットにつながるスマート家電が増えていますが、こうした製品に使われる無線モジュールには何千という特許が関わっています。今後、ものづくりにおいて利益を確保するためには、知財部門との連携がますます重要になることでしょう。 <調達担当者>