帳票のOCR認識
帳票をOCR認識するためには、まず帳票を画像データとして読み込みます。
画像データは、スキャナーや複合機、パソコン内の画像ファイルから読み込むことができます。
帳票の読み込み
■ スキャナーから読み込む
「AI帳票OCR Ver.9(WisOCR)」「帳票OCR ver.8」は、スキャナーや複合機から手軽に帳票画像を読み込めます。
解像度は300~400dpi(推奨)に設定することをお勧めします。
■ 画像ファイルから読み込む
「AI帳票OCR Ver.9(WisOCR)」「帳票OCR ver.8」に読み込める画像ファイル形式は、BMPファイル、TIFFファイル、JPEGファイル、PDFファイル※1に対応しています。
※1 画像のみのPDFファイルに限り対応しています。 セキュリティを設定したPDFファイルやアウトライン化したPDFファイルは読み込みできません。
読み込んだ帳票画像の編集
「AI帳票OCR Ver.9(WisOCR)」「帳票OCR ver.8」では、文字認識精度の向上に役立つ画像編集機能をご用意しています。
■ 傾き補正
表示されている画像を対象に、自動的に傾斜角度を検出し、傾き補正を行います。スキャナーからの読み込みで、斜めに取り込んでしまった場合でも自動的に傾きを補正します。
■ ノイズ除去
読み込んだモノクロ画像(2値画像)を範囲指定して、ノイズ(黒点状の汚れ)を除去できます。画像データにノイズがある場合に使用します。
ノイズ除去を行うと、認識率がアップします。
■ 回転
画像データを回転させて向きを変更します。縦のものを横に読み込んだり、逆さまに読み込んだ場合に、画像を回転できます。
かんたん「一括認識」
申込書、アンケート、注文書、作業日報などによって、認識方法をあらかじめ登録しておけば、帳票の種類を選択するだけで最適な設定で認識を行い、保存・転送までを自動処理します。フォーマットごとに文字認識を行う必要がなく、複数の帳票が混在する場合でも一度で認識できます。