「RE100ソリューション」事業の推進

純水素型燃料電池、太陽電池、蓄電池の連携制御により無駄が少なく安定したエネルギー供給を実施し、水素を活用した工場の再生可能エネルギー100%化を目指しています。

写真:パナソニック株式会社 草津工場 H2 KIBOU FIELD 写真:パナソニック株式会社 草津工場 H2 KIBOU FIELD

くらしの豊かさの維持向上に向けて

自社開発のエネルギーマネジメントシステムで、無駄が少なく安定したエネルギー供給を目指します。

純水素型燃料電池と太陽電池を組み合わせた自家発電設備、そして余剰電力を蓄える蓄電池を備えた大規模な実証施設を稼働しました。ここで3電池連携によるエネルギー需給を運用するための技術開発を行っています。

太陽電池(約570kW)蓄電池(約1.1MWh)水素タンク(7.8万リットル)純水素型燃料電池495kW(5k99台) #安心安全な「くらしインフラ」

地球・社会課題の解決に向けて

工場の再生可能エネルギー100%化に向けた実証施設で、脱炭素社会の実現に貢献しています。

純水素型燃料電池と太陽電池を組み合わせた自家発電により、工場の再生可能エネルギー100%化を目指しています。再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、クリーンエネルギーである水素の本格活用という新たな選択肢の提案を行い、分散型エネルギーソリューションによる脱炭素社会の実現に貢献していきます。​

写真:パナソニック株式会社 草津工場 H2 KIBOU FIELDにおけるRE100発電電力の表示看板 #脱炭素への取り組み

ドイツ大統領が当実証施設を視察しました

2022年11月3日、ドイツ連邦共和国フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領、およびドイツ政府関係者、ビジネス視察団の総勢約80人が、当社草津拠点を訪れ、RE100ソリューションの実証施設である「H2 KIBOU FIELD」と燃料電池工場を視察しました。
シュタインマイヤー大統領は、H2 KIBOU FIELDで、3電池連携によって工場の電力を再生可能エネルギーで賄う実証の内容や、パナソニックの水素事業への取り組みに関する説明を受け、施設を見学しました。
脱炭素社会に向けて再生可能エネルギーへの急速な転換が進むドイツ政財界の一行は、パナソニックの企業姿勢、純水素型燃料電池を始めとした環境技術に対し、さらに理解を深められたものと考えています。

写真:パナソニック株式会社 草津工場 H2 KIBOU FIELDを視察するドイツ大統領

英国自社工場でRE100ソリューション実現に向けた実証を2024年開始予定

電子レンジなどの製造・販売を行うパナソニック マニュファクチャリングイギリス株式会社(所在地:英国・カーディフ、以下、PMUK)で、純水素型燃料電池と太陽電池を活用した自家発電により、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄うための電力需給運用の実証を、2024年に開始する予定※です。
PMUKでの実証には、5kWタイプの純水素型燃料電池21台(合計出力:105kW)、太陽電池(290kW)、蓄電池(1MWh)の設備を新たに導入し、英国カーディフでの気象変化や電力事情に応じた電力需給運用を検証し、電子レンジ工場のRE100化を目指します。純水素型燃料電池を活用することで、水素発電時に発生する熱を暖房・給湯に利用するなど、さらなるエネルギー効率の向上も図っていきます。

※ 実証開始に関する現地許認可手続き完了が前提になります。

写真:パナソニック株式会社 草津工場 H2 KIBOU FIELD