パナソニックには、誰でも、何にでも、何度でも挑戦できる文化がある
社員インタビュー No.7
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 ソリューション開発本部 ライティング開発センター 新事業推進部 インキュベーション推進課
Ron Whiteford
LED事業の提案から始まる新規事業の夢
私は理想主義者と言ってもおかしくないかもしれませんが、「自分のアイデアで、人のために、何らかの形で貢献したい」。この想いを、16年前に入社した時から持ち続けています。これまで何回か新規事業を提案していますが、初めて提案したのは入社2年目の時でした。当時、照明事業に関するグローバル企画の部署に所属していました。そこでは照明器具を作動させる安定器や制御装置を取り扱っており、当時はまだ普及していなかったLED照明を一般照明以外の用途で活かす提案をしました。
新規事業への更なる挑戦と転機
企画の実現には至りませんでしたが、新しいことへの挑戦心を失うことはありませんでした。その後、調達企画やグローバル営業に異動し、インドでの事業立ち上げを担当しました。この時期にも新規事業への想いを諦めずに、社内でビジネスコンテストやイベントがあった際、新たにアイデアを練って応募を続けました。事業化検討まで進むも、結果に結びつくところまでなかなか至らない状況が続く中、ソリューション開発本部新事業推進部への異動のチャンスをつかみ、本業として新規事業を推進することになりました。
「昆虫事業」で食や健康に関する社会課題の解決を目指す
2022年度に、「Game Changer Catapult(GCC)」のビジネスコンテストにも応募しました。GCCはパナソニック内に置かれた新規事業創出プラットフォームで、社員の企業内起業を後押しする制度です。照明事業で得られた知見をもとに、パナソニック独自の光技術と製造技術を活かした「昆虫養殖事業」を提案し、ついに採用されました。タンパク質などを豊富に含み、生態系にも害を及ぼしにくい「アメリカミズアブ」を活用することで、社会課題を解決する循環型ビジネスの事業化を目指す取り組みです。私が16年間で蓄積してきた経験やノウハウ以外にも、パナソニックには幅広い技術が蓄積されています。こうした技術を活かすことができるのは大きなメリットであり、提供価値の差別化にもつながります。現在、このプロジェクトは5名体制で進めており、各チームメンバーのスキルに基づき役割分担しながら事業化を進めています。
「人」のためになることを成し遂げるまで挑戦を続ける
私はアメリカ人ですが、国籍や人種などをあまり意識したことはありません。同じ人間、同じ種族だと思っており、我々の種族である人間のために、自分が何かを成し遂げたいという想いを強く持っています。これが新規事業に挑戦する原動力となっています。パナソニックには何にでも、何度でも挑戦できる企業文化があり、これからも挑戦を続けます。
⼈事施策ポイント解説「Game Changer Catapult」
社員が考案した製品‧サービスを事業化につなげる「Game Changer Catapult(ゲームチェンジャー‧カタパルト)」。毎年、コンテスト形式で新たな事業アイデアを募り、選抜されたテーマのメンバーは通常業務と並⾏し、本取り組みに参加。その中から厳選されたアイデアは仮説と検証を繰り返して磨きをかけ、事業化を⽬指します。現在も、⾃らのアイデアによって新規事業を創出すべく、参加者は努⼒を続けています。