パナソニック株式会社のGX*1戦略

わたしたちは、たくさんの製品をつくり、たくさんのお客様にお使いいただいています。
それは、お客様のくらしを豊かにする反面、
製品使用時には、電気をはじめとしたエネルギーを消費するために、結果としてCO2を排出しており、
また、製造時には多くの資源を利用するために、地球に負荷をかけてしまうという側面もあります。

このような事業特性から、パナソニックでは「カーボンニュートラル」と「サーキュラーエコノミー」をGX推進における両輪とし、
その両輪がうまく回るよう、経営制度・仕組み作りを土台と考え、GXに取り組んでいます。

*1 GX : グリーントランスフォーメーション

カーボンニュートラルへのアプローチ

カーボンニュートラルへのアプローチとして、
パナソニック製品の省エネ化による、製品使用時の消費エネルギー削減はもちろんのこと、
「くらしインフラを脱炭素へ転換する」といった観点もあります。
その代表が、電化・水素・自然冷媒です。

省エネ

製品使用時の消費エネルギーを減らすことで、エネルギー生成時のCO2排出量を削減します。昔からパナソニックの得意分野です。

省エネのイラスト

電化

例えば、化石燃料を燃やす従来の暖房機器から、電気で稼働するA2W*2に変更すると、CO2排出量を削減できます。
電気を再生可能エネルギーで作ることで、CO2排出ゼロの実現が可能になります。

*2 A2W:Air to Water
(ヒートポンプ式温水給湯暖房機)

電化のイラスト

水素

純水素型燃料電池は、発電時にCO2を排出しません。この純水素型燃料電池と、太陽電池、蓄電池を連携させることで、CO2を排出しない、分散型エネルギーシステム構築が可能です。

水素のイラスト

自然冷媒

エアコンなどに使用される冷媒は、一般的には、CO2よりも地球温暖化係数がとても高い化合物が使われています。これを自然冷媒に置き換えることで、地球温暖化係数の低減=CO2排出量削減が可能です。

代替フロン 自然冷媒のイラスト

サーキュラーエコノミーへのアプローチ

わたしたちは、パナソニック製品をできるだけ長い間 お客様に使ってほしい、ずっと愛してほしいと思っています。
そのため、そもそもの 「新規資源投入量を減らす」 ことや、
使い終わった製品をリサイクルする 「循環の仕組みを創る」 ことも、もちろんとても大切だと思っていますが、
製品を長く使っていただけるようにする=「長く使うビジネスモデルへ変革」 していくことが、特に重要だと考えています。

01  新規資源投入量を減らす 02 長く使うビジネスモデルへ変革 03 循環の仕組みを創る 資源 設計生産 使用 リサイクル 01  新規資源投入量を減らす 02 長く使うビジネスモデルへ変革 03 循環の仕組みを創る 資源 設計生産 使用 リサイクル

GX戦略 数値目標

わたしたちは、年間約1億トンものCO2を排出しており、これはパナソニックグループ全体の約90%になります。
Panasonic GREEN IMPACTの実現に向け、
2030年度 CO2排出量半減 を目標に、社会への排出削減貢献インパクトを加速していきます。

CO2排出量 自社バリューチェーンにおけるCO2排出量 削減貢献量 2020年度 約1.24億t(グループ全体の約90%)スコープ3 スコープ1&2 (事業成長含)マイナス50% 2030年度 スコープ1&2 実質ゼロ 2050年度 CO2排出量実質ゼロ Panasonic GREEN IMPACT CO2排出量 自社バリューチェーンにおけるCO2排出量 削減貢献量 2020年度 約1.24億t(グループ全体の約90%)スコープ3 スコープ1&2 (事業成長含)マイナス50% 2030年度 スコープ1&2 実質ゼロ 2050年度 CO2排出量実質ゼロ Panasonic GREEN IMPACT