私たちは、人々の生活を清潔にし、公衆衛生を高める技術 “クリーンテクノロジー”の開発を継続的に進めてきました。
その一例である「帯電微粒子水生成技術」は、1997年に開発をスタートし、現在では多くの製品に搭載されています。
新型コロナウイルスの影響により、従来の生活様式は大きな変化を余儀なくされ、日々の生活のあらゆる場面において、「ニューノーマル(新常態)」が形成されつつあります。私たちはこの新たな日常において、電気、ガス、水道、通信に続く第5のインフラとして、空気質=『空質』を捉えました。パナソニックの考える『空質』は、温度・湿度・気流・清浄度・匂いの5要素を含んでいますが、この中でも特に“清浄度”に対する注目が、今、大きく高まっています。『空質』、特に清浄度を向上させるために、私たちのクリーンテクノロジーが貢献できる場面は、中長期的にも大きく拡大することが見込まれます。
既にパナソニックのクリーンテクノロジーは、家電や住まい、オフィスにとどまらず、自動車や電車などの移動空間、競技施設などの公共空間に至るまで、人々の生活のさまざまな場面に使われ、清潔で快適な空間を創り出しています。引き続き、新型コロナウイルスを契機に高まった『空質』へのニーズに応えることで、社会課題解決に取り組んで参ります。
パナソニック株式会社
くらし事業本部
本部長 品田 正弘